デジタル政策フォーラム(DPFJ)とは?

書籍一覧

選書アドバイザー

はじめに

すべてがデジタルになる。

仕事も生活も、娯楽も教育も、医療も軍事も。その社会経済を形成する方法、つまり政策は、現代人の基礎教養となるものの、技術が急激に進化する中、範囲を広げつつ日々更新される。高校で習う情報や政治経済にアドオンして学ぶべき知識とは。押さえておく教科書とは。

ここに、デジタル政策フォーラムの識者が推す文献を挙げる。
案の定、範囲はだだっ広い。情報工学、法学、経済学、政治学、哲学、社会学。国際関係論、表現論、文明論。SFもマンガもある。網羅の153冊。

さて、どれから学ぼうか?中村 伊知哉

選書アドバイザー

藍澤 志津

藍澤 志津デジタル政策フォーラム
AGENDA 02 /データ駆動社会の基本規律 副査

一般財団法人 マルチメディア振興センター ICTリサーチ&コンサルティング部 リサーチディレクター

1995年 財団法人国際通信経済研究所(現・マルチメディア振興センター)入所。以降、現在まで在職。諸外国のデジタル・情報通信分野の政策・市場の動向について、幅広く調査。著作に、Tanaka, E., & Aizawa, S. (2022). “Measures to Develop Human Resources with AI Skills in Japan: Society 5.0 and Investment in the Next Generation”, Policies and Challenges of the Broadband Ecosystem in Japan. Springer. 、『世界のAI戦略-各国が描く未来創造のビジョン』(第4章英国、第9章インド) 一般財団法人マルチメディア振興センター 編 明石書店 2020年3月(共著)など。

推薦書籍

生貝 直人

生貝 直人デジタル政策フォーラム
AGENDA 05 /データ駆動社会を加速させるルール整備 主査

一橋大学大学院 法学研究科ビジネスロー専攻 教授

慶應義塾大学総合政策学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。東京大学附属図書館新図書館計画推進室・大学院情報学環特任講師、株式会社情報通信総合研究所研究員、東洋大学経済学部総合政策学科准教授等を経て、2021年4月より一橋大学大学院 法学研究科ビジネスロー専攻准教授。2022年9月より現職。

推薦書籍

内山 隆

内山 隆デジタル政策フォーラム
AGENDA 04 /データ駆動社会における融合型コンテンツ流通 主査

青山学院大学 総合文化政策学部 総合文化政策学科 教授

青山学院大学 総合文化政策学部 教授。専門は「映像コンテンツ産業の経営戦略と政府経済政策」。特定非営利活動法人映像産業振興機構理事、(一社)日本民間放送連盟客員研究員、総務省情報通信政策研究所特別研究員、(一財)放送番組国際交流センター理事、(一財)デジタルコンテンツ協会理事、(公財)情報通信学会 会長、公益事業学会理事、映画倫理機構 次世代への映画推薦委員会委員、を兼任。

推薦書籍

神薗 雅紀

神薗 雅紀デジタル政策フォーラム
AGENDA 07 /デジタル社会におけるサイバーセキュリティの確保 主査

デロイトトーマツサイバー合同会社 サイバーセキュリティ先端研究所 所長

デロイト トーマツ サイバー合同会社所属。大学時代に国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と共同研究に従事。2005年より大手ITメーカーにてインフラ専門SEとして、大規模システムの提案から設計・構築・運用に至るまで経験。
2009年よりセキュリティ専門会社に入社し、サイバーセキュリティに関する製品開発や多数の大規模国家プロジェクトの研究員およびプロジェクトマネージャーを担当。同時に、緊急時のインシデントレスポンス対応も行う。また、国内外のセキュリティカンファレンスにて広く研究発表も行う。
2015年より研究所を率いて新たなコア技術の研究開発や、サイバー攻撃の分析に従事。開発したソリューションのデリバリーや緊急時のインシデントレスポンス、インシデント検証委員なども担当。総務大臣奨励賞を受賞。

推薦書籍

菊池 尚人

菊池 尚人デジタル政策フォーラム理事

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任教授

1969年生。専門はデジタル政策、コンテンツ政策。
慶應義塾大学経済学部卒業後、郵政省(現総務省)に入省。情報通信分野の研究開発行政や規制緩和に従事。フランス・パリ高等商科大学にてヨーロッパ各国の通信・放送融合などを調査。現在、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任教授のほか、デジタル政策フォーラムの事務局を務める。あわせて、一般社団法人CiP協議会専務理事、公益財団法人情報通信学会常務理事、国際公共経済学会理事などを務める。

推薦書籍

喜連川 優

喜連川 優デジタル政策フォーラム発起人

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 機構長・東京大学特別教授

1983年東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。データ工学の研究に従事。東京大学地球観測データ統融合連携研究機構長(2010-2013年)、国立情報学研究所所長(2013-2022年)などを経て、2023年より情報・システム研究機構 機構長。また2021年より東京大学特別教授、2023年より東大デジタルオブザーバトリ研究推進機構長。情報処理学会会長(2013-2014年)、日本学術会議情報学委員会委員長(2014-2016年)などを務める。ACM SIGMODエドガー・F・コッド革新賞(2009年)、情報処理学会功績賞(2010年)、全国発明表彰「21世紀発明賞」(2015年)、C&C賞(2015年)、IEEE Innovation in Societal Infrastructure Award(2020年)、電子情報通信学会功績賞(2019年)、日本学士院賞(2020年)などを受賞。紫綬褒章(2013年)、レジオン・ドヌール勲章(2016年)を受章。ACMフェロー、IEEEライフフェロー、中国コンピュータ学会栄誉会員、電子情報通信学会名誉員、情報処理学会名誉会員。

國領 二郎

國領 二郎AGENDA 06/ 分散型事業モデルのもたらすインパクト 主査

慶應義塾大学総合政策学部教授

1982年東京大学経済学部卒。日本電信電話公社入社。92年ハーバード・ビジネ ス・スクール経営学博士。93年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授。 2000年同教授。2003年同大学環境情報学部教授などを経て、09年総合政策学 部長。2005年から2009年までSFC研究所長も務める。2013年より慶應義塾常任理事に就任(2021年5月27日任期満了)。 主な著書に「オープン・アーキテ クチャ戦略」(ダイヤモンド社、1999)、 「ソーシャルな資本主義」(日本経済新聞社、2013年)、「サイバー文明論」(日本経済新聞出版、2022年)がある。

宍戸 常寿

宍戸 常寿デジタル政策フォーラム
AGENDA 02 /データ駆動社会の基本規律 主査

東京大学大学院 法学政治学研究科 教授

東京大学法学部卒業(学士(法学))。東京大学法学部助手、東京都立大学法学部助教授、一橋大学大学院法学研究科准教授を経て、2010年4月より東京大学大学院法学政治学研究科准教授、2013年10月より同教授(現職)、2024年4月より東京大学法科大学院長。国立情報学研究所客員教授。

清水 憲人

清水 憲人デジタル政策フォーラム
AGENDA 03 /データ駆動社会における競争枠組み 副査

株式会社 情報通信総合研究所 主任研究員

1989年NTT入社。1997年㈱情報通信総合研究所出向。2016年から同社法制度研究部。米国を中心に情報通信分野に関する政策・規制、事業者動向等をウォッチ。

推薦書籍

庄司 昌彦

庄司 昌彦デジタル政策フォーラム
AGENDA 01 /データ駆動社会の具体像 主査

武蔵大学社会学部メディア研究科 教授

1976年生まれ。中央大学大学院総合政策研究科博士前期課程修了、修士(総合政策)。専門は情報社会学、情報通信政策。2002年~国際大学GLOCOM研究員、2019年~武蔵大学社会学部教授、2023年~武蔵学園データサイエンス研究所副所長。デジタル庁オープンデータ伝道師、総務省「自治体システム等標準化検討会」座長、総務省「地方自治体のデジタルトランスフォーメーション推進に係る検討会」座長、総務省地域情報化アドバイザー(リーダー)なども務めている。

推薦書籍

須藤 修

須藤 修デジタル政策フォーラム発起人

中央大学ELSIセンター所長・中央大学国際情報学部 教授・東京大学名誉教授

東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、経済学博士。静岡大学助教授、東京大学助教授などを経て、1999年4月より2020年3月まで東京大学教授。この間、東京大学大学院情報学環長・学際情報学府長、東京大学総合教育研究センター長を歴任。また、Stockholm School of Economics客員教授、参議院商工委員会客員調査員、筑波大学先端学際領域研究センター客員研究員、NTTサービスインテグレーション基盤研究所リサーチ・プロフェッサー、日本経団連21世紀政策研究所主幹研究員、国立情報学研究所客員教授、一般社団法人次世代放送推進フォーラム理事長、Member of the OECD Global Science Forum Expert Group 、Member of AI expert Group at the OECD (AIGO)などを歴任。

谷脇 康彦

谷脇 康彦デジタル政策フォーラム代表幹事

デジタル政策フォーラム代表幹事
インターネットイニシアティブ(IIJ) 取締役副社長執行役員

1984年郵政省(現総務省)入省。内閣審議官・内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)副センター長、総務省情報通信国際戦略局長、政策統括官(情報セキュリティ担当)、総合通信基盤局長、総務審議官などを経て2021年総務省退官。2022年よりインターネットイニシアティブ取締役副社長。慶応義塾大学院メディアデザイン研究科特別招聘教授(非常勤)。著書に、「教養としてのインターネット論」(2023年、日経BP)、「サイバーセキュリティ」(2018年、岩波新書)、「ミッシングリンク」(2012年、東洋経済新報社)、「インターネットは誰のものか」(2007年、日経BP)など。

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徳田 英幸

徳田 英幸デジタル政策フォーラム発起人

国立研究開発法人情報通信研究機構理事長、慶應義塾大学名誉教授

慶應義塾大学工学部卒。同大学院工学研究科修士。ウォータールー大学計算機科学科博士(Ph.D. in Computer Science)。1983年、米国カーネギーメロン大学計算機科学科に勤務、研究准教授を経て、1996年より、慶應義塾大学環境情報学部 教授。慶應義塾常任理事、環境情報学部長、大学院政策・メディア研究科委員長などを経て、2017年から現職。主に、ユビキタスコンピューティングシステム、オペレーティングシステム、分散システム、IoT、サイバー・フィジカルシステム、センサネットワークなどに関する研究に従事。慶應義塾大学名誉教授、情報処理学会フェロー、日本ソフトウェア科学会フェロー、日本工学会フェロー。情報処理学会会長、学術会議情報学委員会委員長、Beyond 5G推進コンソーシアム副会長、IEEE東京支部チェアなどを務める。

中村 伊知哉

中村 伊知哉デジタル政策財団理事長

デジタル政策フォーラム 理事長
iU 学長

京都大学特任教授、東京大学研究員、慶應義塾大学特別招聘教授、デジタル政策財団理事長、CiP協議会理事長、国際公共経済学会会長、日本eスポーツ連合特別顧問、大阪・関西万博2025 事業化支援PTプロジェクトリーダー、理化学研究所コーディネーターなどを兼務。1984年、ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。MITメディアラボ客員教授、スタンフォード日本センター研究所長、慶應義塾大学教授を経て、2020年4月よりiU学長。内閣官房、内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省などの参与・委員を歴任。著書に『新版 超ヒマ社会をつくるーアフターコロナはネコの時代―』(ヨシモトブックス)、『コンテンツと国家戦略』(角川EPUB選書)など多数。1961年生まれ。京都大学経済学部卒、大阪大学博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。

林 秀弥

林 秀弥デジタル政策フォーラム
AGENDA 03 /データ駆動社会における競争枠組み 主査

名古屋大学大学院法学研究科教授

2002年京都大学大学院法学研究科単位取得認定退学。京都大学博士(法学)。総務省・電波監理審議会委員・情報通信学審議会専門委員等を務める。専門分野は、競争法、情報法、公益事業法。主要著作として、『企業結合規制』(商事法務、2011)、『オーラルヒストリー電気通信事業法』(共著、勁草書房、2015)、『独占禁止法審判決の経済学』(共編著、東京大学出版会、2017)、『Digitalization and Competition Policy in Japan』(共著、Springer Pub., 2024)など。

村上 陽亮

村上 陽亮デジタル政策フォーラム
AGENDA 03 /データ駆動社会における競争枠組み 副査

KDDI総合研究所 シンクタンク部門長

1998年東京大学法学部卒。国際電信電話入社。2022年よりKDDI総合研究所シンクタンク部門長。通信関係の市場・政策・制度を対象に研究に従事。

デジタル政策フォーラム事務局

デジタル政策フォーラム事務局

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