デジタル技術が急速に進化する中、デジタル技術が社会経済システムをどう変えるのか、そして、こうした社会経済システムの変化に対応したルール作りはどうあるべきか—–。今後のデジタル政策の方向性について12人の有識者との対話をまとめたデジタル政策を巡る最新論点集。Kindle出版(7月発行予定)を前に、デジタル政策フォーラムWebにて先行公開する。

<コンテンツ>

はじめに
  谷脇 康彦 デジタル政策フォーラム 代表幹事

第1章 デジタル技術のフロンティア
 デジタル技術は今後どう進化していくのか
  徳田 英幸 情報通信研究機構 理事長

第2章 デジタル技術と社会変革
 デジタル技術は社会をどう変えるのか
  庄司 昌彦 武蔵大学 教授

第3章 データ駆動社会と競争政策
 デジタル技術の社会実装で迫られる競争政策の変化
  林 秀弥 名古屋大学 教授

第4章 デジタルエコノミーとコンテンツ流通
 デジタル技術でコンテンツの制作・流通はどう変わるのか
  内山 隆 青山学院大学 教授

第5章 デジタルコミュニティと情報流通
 情報空間のトラスト(信頼)をどう保つのか
  西田 亮介 日本大学 教授

第6章 デジタル技術×教育の可能性
 生成AIの積極利用で教育はどこまで変わるのか
  石戸 奈々子 慶應義塾大学 教授

第7章 データ駆動社会とルールのあり方
 ボーダーレスなサイバー空間でルールをどう定めるのか
  生貝 直人 一橋大学 教授

第8章 分散型事業モデルの可能性
 「持ち寄り型」データ共有社会をどう創るのか
  國領 二郎 慶應義塾大学 教授

第9章 デジタル時代の経済安全保障
 包括的なサイバー防衛戦略の構築を急げ
  大澤 淳 中曽根康弘世界平和研究所 主任研究員

【特集 デジタルガバナンスの未来】 
1 データ駆動社会におけるガバナンス機構

  宍戸 常寿 東京大学 教授
2 AIガバナンスのあり方
  佐藤 一郎 国立情報学研究所 教授
3 データガバナンスのあり方
  喜連川 優 情報・システム研究機構 機構長

終章 デジタル政策フォーラム―次のステップ
  谷脇 康彦 デジタル政策フォーラム 代表幹事
  中村 伊知哉 デジタル政策フォーラム 発起人
  菊池 尚人 デジタル政策フォーラム 理事